神奈川県。何の気なしにいつも書いたり聞いたりしていますが、はたして「神奈川」という川はあるのでしょうか。
結論からいうと、「かつてあった」が正解です。
現在は埋め立てられています。
ではどこにあったかというと、神奈川区の神奈川小学校の東側横の道路がそのあとでした。

神奈川は鎌倉時代、蒙古襲来のときの執権である北条時宗が発給した文書にも記されている、古い川名でした。その言われは、その後に編集された「江戸名所図会」という書物の上無川の項に、「神奈川本宿の中の町と西の町の間の道を横切って流れる小溝で、水が少ししか流れておらず、水源が定かでないため上無川という。カミナシガワのミとシを略してカナガワというようになった」という説が記してあります。
明治時代の地図を見てみると……

ばっちりありました。
こんな小さな川が県名になるとはね。





六本木ヒルズで開催中の「THE ART OF GUNDAM」に行ってきました。
52階の森アーツギャラリーへ高速エレベーターで昇ります。
会場内はほぼ撮影禁止。一つだけ撮影OKの場所があり、これらの写真はそこで撮ったものです。
まず入場してすぐに5分ほどのムービーを見ます。
簡易シアターはホワイトベースのブリッジのようになっており、機動戦士ガンダムの「大気圏突入」の話を追体験します。
そのあとは原画や動画、セルなどの展示です。
膨大です。
私が驚いたのは、冨野監督が書いた最初の設定書です。
「機動戦士ガンダム」の元タイトルが「ガンボーイ」だったというのは知ってましたが、この企画書で、ほぼ現在のガンダム世界が描かれているのには驚きました。1978年に書かれてたんですよ……。
スペースコロニーの構造や、地球-月系の中のサイドの位置も明確に書かれていましたし、以前から不思議に思っているサイドの通称(サイド3がムンゾ、サイド5がルウムってやつ)が、その企画書にすでに書かれてました。サイド7だけが「トア」になってましたが。(のちにノアになった)
それで、とくに理由とか由来は書かれていないのです。
これはもう監督に直接聞くしかないようですね……。
最後は物販コーナー。
図録を買うのは当たり前ですが、会場限定のスケルトンガンプラの前でかなり悩みました。RX-78は3種類。大きいのは8400円です。ザクIIのスケルトンモデルもありました。転売阻止のため、一度にガンプラは5つまでしか買えませんし、会計は一度だけです。
もう一度買いたい場合は、展覧会のチケットをもう一度買ってくるしかありません。
手頃の4800円とかもザクIIの3800円、スケルトンじゃないRX78が1300円……
悩みましたが、振り切って図録だけ購入。
終わったころに、ドラえもんトリックアートに並んでいた奥さん&娘もそろそろ終わりだったので、合流して特設フードコートでご飯。
とにかくここは暑かった……。
もともとこの日は海へ行く予定だったのですが、奥さんの睡眠不足で昼からの稼働になったための行先変更でした。来週は必ず海へ行く!!