北海道旅行5日め

今日は郷土資料館の見学。
私自身は3回めですが、亡くなった義父は炭鉱マンで娘にどのような過酷な仕事だったのか教えたかったため。
昔グッズもたっぷりでカメラや8ミリカメラのコレクションがありました。

そのあとは墓参。一旦帰宅したあと、近くにある温泉施設でサッパリ。

この町には「歌神」(かしん)という場所があり、駅もありました。
歌手が地名にあやかって入場券を入手したりわざわざ来たりしていたそうです。
今からでも町おこしに使えばいいのに(笑)


郷土史を調べる(終)

大蓮には有名な伝説があります。

奈良に「當麻寺」という古刹があり、これも有名な当麻曼荼羅を本尊としています。

この当麻曼荼羅を一晩で織ったという女性、中将姫がまさに、この大蓮池で採った蓮から作った糸で、この曼荼羅を作ったという伝説です。

中将姫伝説は、能、歌舞伎、浄瑠璃などで上演されていますが、Wikipediaにある要約で話の中身を紹介すると、

今は昔、藤原鎌足の曽孫である藤原豊成には美しい姫があった。後に中将姫と呼ばれるようになる、この美しく聡明な姫は、幼い時に実の母を亡くし、意地悪な継母に育てられた。中将姫はこの継母から執拗ないじめを受け、ついには無実の罪で殺されかける。ところが、姫の殺害を命じられていた藤原豊成家の従者は、極楽往生を願い一心に読経する姫の姿を見て、どうしても刀を振り下ろすことができず、姫を「ひばり山」というところに置き去りにしてきた。その後、改心した父・豊成と再会した中将姫はいったんは都に戻るものの、やがて當麻寺で出家し、ひたすら極楽往生を願うのであった。姫が五色の蓮糸を用い、一夜にして織り上げたのが、名高い「当麻曼荼羅」である。姫が蓮の茎から取った糸を井戸に浸すと、たちまち五色に染め上がった。當麻寺の近くの石光寺に残る「染の井」がその井戸である。姫が29歳の時、生身の阿弥陀仏と二十五菩薩が現れ、姫は西方極楽浄土へと旅立ったのであった。

伝説でその蓮糸を洗ったという井戸は、小学校へ行く通学路の途中、文房具屋の軒先にありました。今はもう亡くなってしまいましたが、私が子供のころはまだありました。
そのころは、そんなにすごい話がある井戸とは思ってませんでしたけどね。