宇宙戦艦ヤマト2199小説版(下)についてのパクリ疑惑

一昨年から劇場に通い、去年は地上波で放送されたヤマトのリメイク版「宇宙戦艦ヤマト2199」(以下、2199と略す)の小説版上下巻が出たので読みました。

上巻は地球サイドからの記述だけだったのけど、下巻はガミラスサイドの事情も多く語られていました。
しかし、その中で、あきらかに「銀河英雄伝説」からのパクリ、控えめに言ってもインスパイアされている表現がたくさんありました。

アニメではほとんど一瞬で表現されていましたが、ドメル将軍が小マゼラン星雲方面で、ガトランティス(彗星帝国)と戦っているときの表現です。

「第7駆逐戦隊バーガーに連絡。空いた間隙に楔を打ち込み、敵艦隊を前後に分断しろ」

これはアニメ版「銀河英雄伝説」において、クーデターに加担した同盟第11艦隊を捕捉したヤンが、グエン・バン・ヒューに指示したセリフ、「グエン・バン・ヒューに連絡。敵側面に突撃し、前後に分断せよ」というセリフに酷似する。

次にこのバーガーについての記述。

「第7駆逐戦隊バーガー少佐はドメル幕僚の中で一番若く血気盛んな猛将として名を馳せる。彼の辞書に撤退と回避の文字はなく、そんな彼の率いる艦隊は大きな損害を受けることもあったが、その数倍の戦果も味方にもたらした」

銀英伝を知っている人だったら、これが「フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト提督」についての記述にそっくりだということに気づくでしょう。

ちなみに「少佐」なのに艦隊を率いるのか、ガミラスは、と思ってしまった(笑)

現在の世界では、戦艦や空母の艦長クラスは「大佐」が勤めるから。艦隊を率いるのは、将官以上(准将以上)なのが当たり前なのです。

さらに冒頭のガミラス成立の説明のあたり。

伯父が統一したガミラス帝星が、その死去で再び内戦に陥ったとき、デスラーは「実績を出した者には階級と戦力を与える政策を取ったため、平民出身者の若い優秀な士官を数多く揃えることに成功」。

「その平民で構成されたデスラー軍は、ただ既得権益を守りたいだけど貴族軍を各地で打ち破った」。

「戦争で戦うのは、将軍ではなく兵士なのだ」

このあたりは、銀英伝において、リップシュタット連合軍と相対したラインハルト軍についての記載に酷似している。

著者の豊田巧

1967年生まれで、元はゲームメーカーのタイトーで宣伝を担当。ゲームのプロデュースも行っており、電車関係の仕事が多いようだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E7%94%B0%E5%B7%A7


見たくない。

今クールのドラマはけっきょく何もみていない。
最初はバチスタ4くらいは見るかと思ってたんだけど、原作読んでるし、なんだかもういいかなーみたいな気分。

連続ドラマは時間の拘束を受けるし、家で見る時間も限られてくるから、
そのマイナス要素を吹き飛ばすくらい、興味深い内容じゃないと見たいと思わないんだよね。
「ごちそうさん」のような15分のだとさらりと見終えることができるから毎日でも見れるんだけど。結局、大河も見なくなってしまった。

なんだか、ちょっと頭の中がゴチャゴチャしてて、無駄なストーリーを入れたくないような気分。
秒速関連で新海ものを連続して見たせいかもしれない。
ちょっと、飽和状態。

まだ「星を追う子ども」を見ていないというのに。