世界の貨幣コレクション(4)

第4号と第5号は第5号の発売日である2月27日に届くことになっていました。
しかし、届いたのは3月5日。実に6日遅れです。

定期購読の利点とはなんでしょう。
自宅に直接届くというのもあるでしょうが、第一は確実に発売日に入手するという点でしょう。それでいうと、2号まとめて「遅いほうの発売日に届ける」というのも納得しがたいものがあります。

しかし、今回はそれ以上に自ら規定した送付日を大幅にオーバーしたにも関わらず、なんのエクスキューズもないという点。企業として最悪じゃないでしょうか。

ディアゴスティーニの定期購読でも2号が一緒というのはありましたが、確実に発売日以前に届いていました。最も遅くしても発売日当日。

こんなクレームを言うとアシェット社は嫌がると思いますが、実際、デアゴスティーニのオペレーションがとても優秀なわけで、それができない自らを恥じるべきなのです。

さて、届いた第4号と第5号はとても薄くなってました。
ついている貨幣も1種類のみ。これまでは紙幣1種とコイン1種が各号についていましたが、今回は紙幣1種のみです。

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イギリス軍の軍票です。
イギリス軍の施設内でのみ使用できるもの。軍隊の売店を酒保といいますが、そういうところで使用するものと思います。

本誌の内容はイギリスの貨幣の歴史と、現在のイギリス貨幣について。

イギリスではイングランド銀行以外にスコットランドや北アイルランド、マン島やチャネル諸島などで独自紙幣が発行されているとのこと。しかし、イングランド銀行発行のイギリスポンド以外の貨幣は外国貨幣に両替できないとのこと。初めて知りました。


世界の貨幣コレクション(3)

定期購読なのに店頭発売よりも1日遅れで到着しました。
厳重抗議ものですな。デアゴスティーニに慣れるとこういうところが気になります。

さて、今回も箱で到着。ちなみに2号と3号は佐川急便で、以後は郵便局のゆうメールでの発送になります。

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今回も定期購読の特典が入っています。この3種の軍票。
軍票とは軍の支配している地域で、物資を現地調達するときなどに発行される臨時紙幣のようなものです。

今回は旧日本軍の軍票3種。

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一番上はフィリピンで発行された100ペソ。写っているのはスペイン統治下時代の独立軍指導者だったホセ・リーサルの記念碑。太平洋戦争は名目としてはアジア地区にある欧米の植民地解放を謳っていたからでしょうか。

真ん中は同じくフィリピンで発行された10ペソ。描かれているのはマニラ麻の原料になるアバカの木。

一番下はビルマで発行された10ルピー。描かれているのは仏教寺院。

表記はいずれも英語。

さらに今号の紙幣は、イラクの旧5ディナール紙幣。

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なぜこんなに短いのか説明はないのですが、ガーナの通貨はインフレ率が高くてデノミネーションをしていますす。

雑誌の中身はイラクの経済と貨幣史、およびガーナの貨幣史。

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