地球の「いとこ」発見。

一部のネットニュースで地球の「いとこ」が発見されたとあった。

系外惑星のことだと思ったのだが、中身を読むとなるほどと思わせる内容。

・見つかった惑星は地球の1.6倍で岩石質で出来ている可能性が高い。
・主星は太陽と同じ直径と光度であり、この惑星はハビタブルゾーン内を公転しているため、水が液体で存在する可能性が高い。

・公転周期は385日。

そして、最もすごいと思ったのが、主星の年齢が60億年というところ。

太陽が50億年。恒星の年齢は大きさである程度わかる。構成している水素の質量で決まるからだ。太陽の寿命は100億年と推定されているので、新しく見つかったこの主星は、我々の太陽より10億年先輩ということになる。(ちなみに地球から1400光年の距離にある)

太陽と同じ直径、ハビタブルゾーン内を地球の1.6倍の惑星が公転している。しかも60億年経っている、となると人類と同じように進化した知的生命体がいてもおかしくない。

10億年というと、生物が十分に進化する年月なので、どういう形態の生命なのかは想像できないけれど。

こちら側から見つけられた、ということはあちらからも見つけられるということだから、案外近くまで来ているかもしれない。


冥王星

昨夜、アメリカの探査機「ニュー・ホライズンズ」が冥王星に最接近!

光の速さで4.5時間(SFの世界ではこれを4.5光時と表現しますが)もかかる最果ての惑星。
大きさは地球の2/5しかないところの、わずか1万2500キロ上空まで近づけるなんて神業です。(気象衛星ひまわりの軌道が3万8000キロです)

これで旧・9惑星すべてに探査機が飛び、写真が撮られたことになりました。

水星にはマリナーとメッセンジャー、金星にはパイオニア・ビーナス、火星にはバイキングやマーズ・パスファインダー、そのほかもろもろ、木星にはパイオニアとボイジャー、そして、木星・土星・天王星・海王星にはボイジャーのグランドツアー。

しかし、冥王星はあまりにも遠くて、探査計画が具体化したのは21世紀になってからでした。

私は幼稚園のお絵かきに「太陽系の9惑星」を書くほど大好きで、その中でも最果ての惑星である冥王星がお気に入りでした。
一番遠くて、軌道が傾いていて、謎の星。

探査計画はあるけれど1970年代に、1990年代の計画だったので、果てしなく遠い未来としか思っていませんでした。計画がずれにずれて、2006年に打ち上げられたときも、「到達は2015年」と聞いて、その果てしなさ驚きました。

でも、探査機は秒速16キロ(東京横浜間を3秒で飛ぶ!)で真空の宇宙を飛び続けていたんですね。

pluto

この姿が見たかった!

余談ですが、初代の「宇宙戦艦ヤマト」には「冥王星の月」が出てきますが、当時はまだ衛星カロンは発見されていませんでした。その後、発見されたことで、その先見の明に驚いたことを思い出します。
また。このカロンは主星である冥王星に比べるとあまりにも大きく、調べてみると共通重心の回りを巡る、いわば「連星系」であることがわかりました。

ほかに衛星が4つ発見されており、今回の大接近の結果解析でさらにたくさんの新事実が出てくることを楽しみにしています!!