先週末、今季のF1が開幕しました。
帰ってきたホンダは予選最下位、レースもビリ。
これまでの栄光に泥を塗るような結果でした。
昨年に引き続いてメルセデスが圧倒的に強く、フェラーリは改善したものの、ルノーはメーカー自身が「去年より遅い」と認める始末で、ルノーエンジンを使っているレッドブルは怒りを爆発させています。
まあ、ホンダはそれよりも遅いんだけど。
トップから2週遅れとなると、いくらワールド・チャンピオン経験者を擁したところで無理なんじゃないかなあ。初戦のオーストラリアGPでは、もう一人のアロンソは欠場し、ケビン・マグヌッセンが出場したものの、本戦レース前にパワーユニットが故障して出場できないというていたらく。
ハイブリッド・エンジン開発は市販車に益があると、復活したのですが、あまりにも遅いと意味がないような。
今年からF1に復帰するホンダ。ホンダのパワーユニットを積む、マクラーレンのドライバー、フェルナンド・アロンソが開幕戦のオーストラリアGPを欠場することになった。
スペインのバルセロナで行われたF1の合同テストでクラッシュしたせいだとなっているけれど、この事故には疑惑がある。
まず、実際にクラッシュは怒ったけれど、壁にあたった角度は浅く、マシンにもそれほどの損傷がなかったこと。にもかかわらずアロンソはヘリコプターで病院に搬送され、4日も入院していた。
アロンソがクラッシュしていたシーンを後ろを走っていたベッテルが見ていたが、「急にコースを外れた」と言っており、マシンには何ら不具合らしいことがなかったという。
マクラーレン側は「突風が吹いたせいでバランスを乱した」と公式コメントしているが、あちこちから出てくる非公式情報では「アロンソは感電して意識を失いクラッシュした」という説だ。
それに対してマクラーレンはテレメーターのデータを示して、「アロンソは壁に接触する前に何度もシフト操作やブレーキを踏んでおり、意識があったのは明らか」だと主張。
しかし、クラッシュ後に感電したのではないか、という話が半ば公式化している。
今年復帰したホンダだが、エンジンではなくて、エネルギー回生装置をつけた「パワーユニット」を作るのは初めてのことであり、テストではまともに走れないことも多く、トップチームのメルセデスからなんと7秒遅れというタイムだったこともある。
この遅れはF1では致命的だ(昨年、カムイが所属していた最下位チームでさえ3秒差)。
ホンダが復帰すればすぐにトップチームに仲間入りだと安易に考えていてはダメだ。
このシーズンはマジでかなり苦しいシーズンになると予想している。
開幕まであと10日。