説教

先週の話。
娘が担任の話をちゃんと聞いていなくて、週末に学校で行われる地域のお祭りについてのことを聞きもらしたらしい。お祭りの中で有志で出演する催し、それへの出欠を翌日に言わないといけないとのこと。
 時間を考えると、ちょうど水泳教室に行ってる時間なので、参加はできないのだけれど、それがわかっていて参加しないのと、聞いてなくて参加できなかったのでは大違いだ、ということを帰宅したら奥さんがこんこんと説いていた。

この一カ月、何度かそういうことがあって、奥さんはもう説教するのも疲れてしまい寝室に引きこもってしまった。
そんなわけで私が説教をすることになった。

そもそも私自身は学生時代、授業中に私語はほとんどしなかったし、教師からの連絡事項を聞きもらすなんてことは皆無のイイコちゃんだった。
しかし、土曜参観で見ている限りだと、娘はわりと私語が多く、ちゃんと質問を聞いていないのに手を挙げて当てられてトンチンカンな回答をする、なんてこともあった。
困ったものだ。

私自身、父親から説教なんてされたことがない(殴られたことはある)ので、どうしたもんかと思ったが、とにかく思いつくまま話してみる。

両親二人して説教すると逃げ場がなくなるので、奥さんが説教しているときは私はあえて黙っていたのだけど、人を怒るのって難しい。

それに、説教しながら「なんか俺って父親っぽいこと話してるなあ」と、俯瞰的に自分を見てしまっていた。岡村靖幸の歌に「ねえ僕たちは子供を育てられるような立派な大人になれんのかなあ」っていうのがあるけれど、今さらそれを思い出していた。