記録抹殺刑


古代ローマ帝国の刑罰に「記録抹殺刑」というのがあった。

反逆罪など、大罪を犯した者の名声を破壊し、公的な記録を消去し、「いなかったものとする」という刑だ。

古代ローマで反逆を犯す実力があるのは、軍団長以上の、かなり上級支配者階級にいる者であり、公職につかなければ登れない地位である。また、古代ローマ人は名誉や外面を大変重んじる傾向があり、この刑は重罰であった。

過去、二人の皇帝がこの刑を宣告され、コインから名前が削られ、業績は抹消され、彫像は破壊された。それ以外にも宣告された皇帝はいるが、後年に復活させられたり、公的ではない、歴史家による歴史書や私的な書簡によって、存在が確認されている。(ネロ帝など)

さて、最近、総理大臣という我が国のトップに立ったことのある人物が国益を犯すことこのうえない発言をしている。米国からは「ルーピー」(くるくるパー)と見下され、中韓になめられ、沖縄には甘い言葉で幻滅を与えた、国内政治ではなにも決めることができず、口先だけで国力を低下させた、おそらく近代日本で随一の無能者である、鳩山由紀夫である。

もし、日本に「記録抹殺刑」があるならば、間違いなく適用第一号になるであろう。