宇宙戦艦ヤマト2199第13話


このお話は正しくいうと旧作「宇宙戦艦ヤマトIII」からのエピソードを転用したもの。

自由に亜空間へ出入りできる「次元潜航艇」(潜水艦みたいなもの)からの攻撃をうけたヤマトは、莫大な数の微惑星が集合している星系に退避し、敵と根競べをしていた。

真田は微弱な次元震を観測したことから、敵は亜空間から攻撃をしているのではないかと推測する。そのとき、沖田が倒れ、緊急手術が行われた。

指揮権は副長の真田が引き継ぐ。

次元潜航艇はカマをかけるため、星系から撤退すると見せかける。

それを見た真田は、新見が具申したピンガーを打つ案を採用し、古代が具申した次元ソナーによる索敵を却下する。

新見案はヤマトの位置が敵に知られてしまうが、古代案では濃密な微惑星のあるこの星系に艦載機を出してソナーを投下するのは危険が大きすぎると判断した。

しかし、やはりこれは敵の罠であり、ヤマトは位置を知られ、魚雷攻撃を受ける。
古代は命令を無視してまでもやらなければならないことがある、という沖田の教えを思い出して、艦載機を発進させソナーを投下し、敵の魚雷出現位置をヤマトに通報。
さらに、敵の潜望鏡を見つけてヤマトに通報。主砲によってこれを破壊。目をつぶされた敵が通常空間に出てくる間に星系外に脱出しワープして逃げ去った。

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宇宙空間にある潜水艦、という設定が今でもスッおと納得できないんですよね。
だったら、そういう船ばかり作ったら無敵じゃないか、と。

ものすごくコストがかかる、とか、技術的に未熟で死ぬ確率が高い、とかそういう設定があればまだわかるんですけど。

この回で沖田艦長が倒れ、佐渡先生による緊急手術。

水のような液体に満たされたケースの中に患者が横たわり、小さなロボットのようなもので遠隔操作で手術をしていました。口に呼吸器のようなものはなかったので、エヴァのLCLみたいなものでしょうか? 沖田艦長の病気は「遊星爆弾症候群」。片方の肺と気管支が病巣のようです。旧作では「宇宙放射線病」でした。今作の地球の汚染は放射能ではなく、ガミラス特有の植物による毒、ということになっているので、ナウシカに出てくる瘴気のようなもの、と考えたほうがいいのかも。