横浜市長選挙。


横浜市長選挙。

今週日曜は横浜市長選挙です。
東京を除くと、政令指定都市で第2位の人口があり、GNPは12兆円とハンガリーと同じ。
大きな組織のトップを決める選挙です。

ただし、今回は現職が当選するだろうという無風選挙です。

震災後の放射能汚染された残土を本牧に埋め立てる件でリコール運動が起こりましたが、この件は凍結されており、その後、横浜の汚名を轟かせた待機児童問題を3年で解決することで、追い風に乗っています。

今回の候補者は3人。
現職し、共産推薦候補ともう一人。

選挙広報を見て「なんじゃこりゃ」と思わず言ってしまった泡沫臭のきつい候補です。
やのみきふみ(矢野未来歩)氏、38歳。

http://blog.livedoor.jp/yanomikifumi/

ホームページはなく、ブログだけです。

その公約とは……

1.『芸能界』へのチャンスを広げます
→子供達の輝く個性を見いだせるタレント産業などのスカウトマンを定期的に(文化祭や体育祭の来賓として)教育機関へ招待します。

2.『印税収入』でみなぎる学習意欲
→学校での学習成果(替え歌、読書感想文など)をカラオケや電子書籍としてネットで有料配信します。印税収入が得られる児童を育て、『勉強を趣味』に塗り替えます。

3.小1、2、3年生の教科書を『二カ国語化』
→グローバル化に待ったなし、教科化前に全授業で英語を目に慣らします。
国際都市は国策である英語習得ナンバー1を目指します。

4.観光立国、横浜港に「海賊船」を浮かべます。
→アニメに出てくるような海賊船レストランで食育への関心をそそり、海賊船クルーズで子供たちの冒険心を膨らませます。

5.副市長を高校、大学院生などから一般公募
→財政再建案の募集期間は約3年です。採用された案の中から市の家計を一番助けてくれた方を副市長に指名します。

そのほかにもあるけれど……むむむむむむ

専門学校卒、20代で起業、現在会社役員。家族は妻と子供3人。

01

悪い人じゃないと思うんですけどね。

泡沫候補っていうのは大抵が通常のベクトルとズレているけど、深さという点ではかなり大きいと思うのですよ。例えていうなら、ヲタが変な目で見られるのは他人からは理解できない分野について底知れない興味と知識を持っている部分があるからで、選挙の泡沫候補も同じような傾向があると感じています。
ただ、この人に関してはベクトルのズレはそれほど感じないのです。
ですが、いずれも「浅い」んですよね。「浅い」が適当でなければ「甘い」、か。

政策策定においての見積もりが「甘い」。

この3人だとなあ……消去法で、よりベターな方かあ。

白票入れるのもいやだしなあ。

悩む。