クラブで説教。


日曜日はママ友つながりで六本木の教会へ、パーティーに行くことになりました。

オーストラリア×イギリス人夫婦の子供が娘と同じ保育園にいて、奥さん(豪州人)とうちの奥さんが懇意になっていたのです。FBでもつながってるくらい。

8月に誕生日があると言うと「パーティーがあるので来てみたら」と言われたそうで、教会の場所と名前を聞いて調べてみたら、まともそうだったのでホッとしました。ほら、カルト系だと面倒なことになるといやだったので。

まあ、その豪州人の奥さんは信仰からか、かなりストイックなかたで、「プリキュアは、キスシーンがあったから娘には見せない」というほどだったので、変な教義ではないと思ってましたが。

http://tokyo.mylifehouse.com/

プロテスタントで現代ゴスペルのメインストリームだそうです。キリスト教の各流派は何がどう違うのはよくわからないのですけど。

Wikipediaによる説明はこちら。単独で項目がありました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%81

六本木駅の東京ミッドタウン出口で、夫妻と合流し、雨の中「ベルサール六本木」へ向かいます。最近、都心に増えている貸会議室・ホールのビルですが、その中に教会はあるそう。

地下一階のホールに入るとステージが組まれ、ドラムス、ベース、エレキギター×2、アコギ、キーボードのフルバンド体制に、背景にはスクリーンが3面。

照明システムもライブハウスでのプロのライブと遜色ないものが作られており、PAもしっかりしたもの。

そして、中央のスクリーンにはなにやらカウントダウンの数字が。

これ、大昔のB’zのライブと同じ演出だ(笑)

で、カウントダウン、ゼロと同時に演奏が始まりましたよ。音圧からしてこれは生演奏。オリジナルのゴスペルソングなんですが、歌詞は英語1番、日本語2番みたいな感じ。翻訳はスクリーンに投射されています。

はっきり言って、これはライブというか、クラブというか。
少なくとも、映画の中での礼拝の「荘厳なイメージ」とはかけ離れています。宗教儀式とは思えません。

ロックンロールで3曲終わったあと、主宰牧師さん(白人、50歳半ば、浴衣姿)が出てきて、MCのように説教を始めます。英語ですが、隣にいる日本人男性が川平慈衛のような口調で翻訳してくれました。ちなみにBGMはレゲエです。
そのあと、3曲やっては、説教というのが続きました。最後に寄付のお願いと、今日このあと洗礼式があるから、入信を決めた人は手を挙げて、という感じでした。

集っている人たちは総勢500人くらい。半分は欧米系の外国人で、残りの日本人も若い人ばかりです。男女比は半々程度。

さて、「Service」(たぶん礼拝という意味?)が終わると、パーティーです。

最初に中に入る時にネームシールを貼られたのですが、おそらくそのシールの色でゲストor未入信だとわかるようになっているのでしょう。とにかくやたら話しかけられます。
誰の紹介で来た、だとか、何回目か、だとかみたいな感じ。

適当に話をして、無料でふるまわれたシュークリームやケーキを食べてると、別室で事前に買ってきてたお弁当を食べるということで、そちらに移り紹介家族と固まって食べてました。まあ、そこにも話に来る人はいるんですが。

この教会はもともとはオーストラリアの教会が総本山で、そこから布教目的で12年前に16人から始めたそうで、それがここまで大きくなってるということ、しかもほとんどが若者であること(紹介夫婦も20代)を見て、現代プロテスタントの最新式布教ってこんなになっているのかと感銘を受けました。

と、同時に都会に一人暮らしていて孤独感を深めているような人は一発で落ちるだろうな、なんて思いました。

スクリーンに投射された歌詞を翻訳した人の名前に見覚えがあり、調べてみると、やはり20年ほど前にキューンソニーからデビューしていた「しらさやえみ」、その人でした。
今は、この教会の牧師兼ゴスペルシンガーだそうです。

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さて、パーティーが終わって、出ようとするとものすごい風雨で、足止め。

弱まったのを見てから東京ミッドタウンへ移動、おめんにはんこをつかって顔を描くスタンプラリーをやってたので、巡ってたら疲れてきました。

お盆でがらがらの電車の中、たまブラーザへ戻り、ご飯たべて帰宅。