東急しね


今朝のことは書いておこう。
今、私は総務で定時より1時間早く出勤している。今日も8時半目指して家を出た。おなかの調子が悪かった。むろん、家を出るときに済ませてはいるものの、ここのところ朝の出勤時に急激に催すこともあった。
田園都市線は二子玉川を過ぎると地下へ入る。お腹は周期的な波に襲われていた。ただ、「ガス」の圧力がかかっているだけで、それをやり過ごせば「実」の量はそれほどないこともわかっていた。(汚い話ですまん)
渋谷を過ぎ、表参道を過ぎる。お腹の圧力は低減しており、最低でも下車駅の麹町までは持ちそうだった。ところが。
青山一丁目に到着したとき「後続列車が遅れているため、運転間隔の調整をする」というアナウンスで電車が止まってしまった。こういう場合、止まっているのは1-2分のことだ。しかし、5分ほど経ちアナウンスは決定的な言葉を告げた。
「桜新町で信号トラブルのため、全線で運転を見合わせております。再開の見通しはたっていません」
Fuck! Tokyu!! 死んでおしまい!!
また再び波が来た。これはいかん。
青山一丁目で途中下車したことはなかったが、幸いトイレはすぐ見つかった。しかし、待ち人一人。我慢。5分後、二つある個室のうち一つが空き、前の人が入る。ここは和式だったので内心ホッとした。21世紀のこの時代に和式トイレなんか作るなバカ野郎。
私の限界がきつつあった。普段はあまりしないが私はもう一つの個室のドアを激しく乱打した! そして、傘で床をばんばんたたきまくる。その圧倒的思念に驚いたのか、1分もせずに水洗の流れる音があり、個室から人が出てきた。30代のサラリーマンだが、にらむ私と目は合わせなかった。きっと、あのときの私の周りには燃え上がる深紅のオーラが見えていたことだろう(嘘
さて、緊急事態を乗り越えてホームに戻ると電車が発車したところだった。なにがどうなっているのかと思っていたら、半蔵門線は東急を切り捨て、渋谷での折り返し運転にしたようだ。
桜新町は急行をやり過ごすための駅だから、ここの信号故障は致命的だ。東急はその後2時間半にわたり全線不通となった。お盆休みだからまだよかったが、平日だったら大パニックになっていたことだろう。
それにしても時間にしてあと3分。私を永田町に送り届けてから信号が壊れればよかったのに。