小出しで発射


北がまたミサイルを発射した。一躍有名になった言葉は「ロフテッド軌道」。
ミサイルは30度から45度の角度で打ち上げると最も効率よく遠方まで届くのだが、わざと角度を高くして打ち上げる(Lofted)と、飛距離が出ないが、落下速度が速くなり迎撃が困難になる。

弾道ミサイルをまともに打つと日本上空を飛び越えていくので、これは重大な問題になるから、わざわざ上にあげたのだろうけど、それでも高度2000キロまで届いたのだったら、これは大変な進歩だ。すでにグアムは射程圏内に入っている。

おそらく、この程度だったらトランプは攻撃してこないと考えて、その範囲の中でちょこちょことこれからも撃つに違いない。

問題解決は話し合いでと20年前から言ってはいるが、その実現のための6カ国協議は北のボイコットで止まってしまい、あらゆる約束を破ってきて制裁の中、核とミサイルの開発を進めてきたのだから、話し合いは無意味ではないか。

最終手段は中国が電力と原油の供給を止めることだが、そこまでやってくれるだろうか。
警告ばかりで実際は何もしないことを見透かされているような気がしてならない。