佐藤琢磨、インディ500で優勝!! (5/29)


世界3大レースとはインディアナポリス500(インディ500)、F1モナコGP、ル・マン24時間耐久レースだが、そのうちのインディ500で佐藤琢磨が優勝。歴史あるこのレースで初めて日本人が優勝した。これはF1モナコGPで優勝したのに等しい快挙。
(ル・マンは24時間耐久なのでドライバーが入れ替わるため複数いる)

高校・大学(早稲田)と自転車競技をしていた佐藤は、幼いころ鈴鹿サーキットで見たF1の衝撃が忘れられずホンダのレーシングスクールに入学。めきめきと頭角を現し、イギリスF3で優勝してF1に参戦。日本人最高位である3位表彰台を獲得したこともあるドライバーだったが、所属チームが資金難で撤退し、活動場所をインディに移した。
以来、ずっと上位成績を残しつつ優勝は1度だけだったのだが、2度目の優勝がインディアナポリス500だった。

インディアナポリスにある「インディアナポリス・モータースピードウェイ」で開催されており、今年が101回め。500とは500マイルで約800キロを走るレースだ。
世界最速レースといわれるのは楕円型でなおかつ1週が2.5マイルもの長さのある「スーパースピードウェイ」で開催されるから。パーマネントコースで開催されるF1とは違い、シケインや急カーブがなく、スピードが出やすいため平均速度も速い。

バイク競技では優勝やワールドチャンピオンを多数輩出している日本人だが、4輪の世界では優勝者が出ていなかった。歴史に名を残す1勝だ。