宇宙戦艦ヤマト2199 第10話


先週分書き忘れたので。

ヤマトはワープの最中に次元断層へ落ちてしまう。
そこにはワープに失敗した多数の宇宙船がただよっていた。

しかも、波動エンジンからエネルギーの流出が続いていたためエンジンも止めることに。
次元断層の中では物体の性質が反転しているのでしないかと真田は気づく。
波動エンジンは真空中からエネルギーを組み上げる仕組みを持つので、次元断層の中では逆に放出してしまうのだ。
そんななかガミラス艦が一隻、まだ動ける状態でいた。
艦長は生粋のガミラス人ではなかった。彼は停戦と、次元断層から脱出する方策を話し合いたいと、連絡員をヤマトによこした。
初めてみるガミラス人。
しかし、その姿は肌こそ青いものの人間とそっくりだった。
ガミラス人女性パイロット、ディッツ少尉は地球が先制攻撃したと主張し、停戦交渉をするのに銃を帯びる地球側の態度を批判したものだ。
銃を外し交渉に入る古代。

提案の内容は波動砲にて次元断層の側面を撃ち、通常空間へ遷移する開口部を形成するというものだ。ただし、波動砲を撃つと、ヤマトは推進力をほとんど失ってしまう。そこでガミラス艦が牽引して2隻で協力しあって脱出することに話はついた。

ガミラス艦の艦長は肌の色が青くない、二等ガミラス人だったが、そこには親衛隊の将校が乗っていた。階級こそ低いが生粋のガミラス人で、なおかつ親衛隊所属ということでヤマトを沈めようと狙っていた。

波動砲が発射され、開口部が形成された。ガミラス艦はヤマトを牽引しはじめるが、ほどなくして牽引ビームが切られてしまう。

「やはり罠か!」と憤る島。
「そんなバカな!」と連絡員としてヤマトに残っていたガミラス人のディッツ少尉。

しかし、それは親衛隊が接続を切ったためだった。しかも、通信波まで送っていた。
艦長の部下が親衛隊を射殺し、牽引ビームは再び接続され、無事、通常空間に出た。

しかし、そのとき多数のガミラス艦隊がワープアウト。ヤマトと同時に脱出してきた味方艦を「射線に乗っているから」と撃沈し、ヤマトに砲撃を始める。
ヤマトは応戦せず回頭して逃げる。そのとき、消えかけていた次元断層の開口部が急激に広がり、ガミラス艦隊をほぼすべて呑み込んでしまった。ゲール指令の艦だけがなんとかワープして逃げてしまった。

ディッツは自分の母艦が撃沈されたこと知り衝撃を受ける。

(つづく)

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旧作にもガミラス人と初めて対面するシーンがあるが、そのときは捕虜としてだった。
今回は一時停戦の使者としてヤマトを訪れる。

アナライザーが翻訳するが、「きみのガミラス語は聞きとりづらい。こちらで翻訳する、と以後、ディッツ少尉は地球の言語で話をする」

なお、このディッツ少尉は航宙総司令ディッツ提督の娘という設定になっている。
そのため、地球と開戦したときの事情も知っていたのだろう。