宇宙戦艦ヤマト2199 第11話


冒頭は小マゼラン銀河でガトランティス帝国相手に戦闘指揮をしているドメル将軍が登場。そこに「勲章を授与するから戻ってこい」とガミラス本星の首都、バレラスから連絡が入る。「そんなことで前線を離れられない」と言ったが、『これは政治パフォーマンスだ。しかし、総統は別の考えがあるようだ』と連絡してきたタランは言っていた。

ヤマトでは。
ディッツ少尉の体を調べたところ、DNA配列まで地球人類と同じであることがわかった。
古代はディッツを取り調べるがディッツは姓名、階級、認識番号以外は答えない。

ヤマトの艦中ではディッツが語った「地球が先制攻撃した」という話で持ち切りだった。

山崎応急長は、島の父親が艦長していた船の機関長をしていた。
そして、司令部が隠ぺいしている真実を島に語る。

2191年、天王星軌道ステーションが異星人の船を発見し、国連宇宙軍を派遣する。
司令官は沖田。

司令部は先制攻撃を命じるが沖田は「性急に過ぎる」と拒否し、解任される。
先遣隊としてガミラス艦隊に間近にいた島の父は、大介に「宇宙人と友達になってくるよ」と出征したのだが、沖田が解任され、司令部軍務局長の芹沢から攻撃命令を直接受け、苦渋の決断で攻撃を開始し撃沈。山崎はたった一人だけ生き残った。
司令部はこれを極秘とし、逆にガミラスが先制攻撃をしたとねつ造して大本営発表した。

島はその話を聞いて激昂する。
そんな中、ガミラス機とコスモファルコンが一騎打ちをする。
ディッツをずっと監視していた山本は兄をガミラスに殺された恨みがあり、前話でもディッツと取っ組み合いになっていたが、「お前はパイロットだろう、私たちにこんなものは必要ない」と拳銃を渡していたのだ。つまり、ドッグファイトで決着をつけようと山本が誘ったのである。

しかし、メンテ中のコスモファルコンはエンジンが火を噴く。緊急脱出した山本はディッツに救助されてヤマトに戻った。

ディッツはガミラスの補給基地がある星系で解放された。

古代は「ガミラス人にも信用できる人はいる。メンタリティは地球人と変わらない」と
感じるようになるのだった。

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旧作には描かれたいなかったガミラスとの開戦のエピソードが初めて明確に書かれていました。また、ガミラスの指導部、軍部内部にもいろんな派閥があり、一枚岩ではないことが描写されています。

旧作では古代の性格は熱血漢になっていましたが、今作は島が熱い性格に描かれており、古代はどちらかというと鈍いぼっちゃんタイプに描かれています。