「宇宙戦艦ヤマト2199」第3話。

オリジナルでは第3話は月軌道から火星軌道へのワープ実験の話だが、リメイク版では第3話のワープ実験と第4話の木星軌道上の浮遊大陸の話が一緒になって1話に凝縮されている。

ちなみに旧版の第3話の絵コンテ担当は機動戦士ガンダムの原作者である富野由悠季(当時は喜幸)。富野は当時フリーのアニメ演出家で、絵コンテの外注先として受注したものの、その話のあまりのつまらなさに勝手に話を変えて出したところ、プロデューサーの西崎氏にこっぴどく怒られて、元の脚本通りに作り直したという。その後は発注もなく「自分にとってのヤマトはそれで終わった」とのこと。

リメイク版では月軌道から海王星軌道へいたるワープ実験の途中に何らかの事情で木星付近でワープアウトしてしまい、偶然発見した木星大気中の浮遊大陸にいったん着陸。
ここにはガミラスの前線基地があったものの、ヤマトは波動砲を試射をかねて使用し、大陸ごと消滅させてその威力に慄然とする、という内容。

リメイク版ではあらたにこの浮遊大陸を「オーストラリア大陸程度の大きさ」とし、ガミラスが地球をテラフォーミング(この場合ガミラスフォーミングというべきか)する際に使用するため、ガミラスの外殻を運んできたもの、と設定されている。

ガミラス本星が内殻と外殻のある惑星で、外殻に穴が空いている部分は、このようにテラフォーミングのために運ばれていった跡、という設定が秀逸。


宇宙戦艦ヤマト 第5章

有給を取ったのでせっかくだから見に行ってきました。
平日の昼間というのに、おっさんたちがいっぱい。でも、女性比率も夜よりは高かったですね。

第5章の4話はビーメラ星の話が最初のヤマトの設定を使っているだけで、ほかはほとんどオリジナル設定です。

もともとオリジナルのヤマトでも艦内で反乱が起こるというプロットはあったのですが、視聴率がかんばしくなくて話が短くなったせいでオミットされた話です。(イスカンダルについてから数人が残ると反乱を起こしたのはその名残)

それが復活しました。あとは中間地点バラン星にある亜空間ゲートや、デスラー総統暗殺の話など、いろいろな話がからみあっております。

次回の公開は6月15日、そして、その次が最終章で8月25日の公開。
ここ最近3か月ごとの公開だったのが2か月に短縮。

テレビ放送も始まりました。設定資料集でないかなー。
出たら買う。絶対買う。