ディチェコの謎。

先日来の円安で輸入食品が高くなると見込んで、スパゲティを箱買いしました。
うちはずっと以前から「DE CECCO」です。

すると奥さんが異変を見つけました。こちらを見てください。

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同じ「Spaghettini n 11」なのに、その下にある「調理時間」が違うのです。

でも、従来より短くなったほうのパッケージ裏に貼ってあるのを見ると「9分」と書かれています。

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いったいこれはなんなのでしょうか。

奥さんが購入店に質問メールを入れました。

するとこのような返事が。

「お問い合わせいただきました、ゆで時間の表記でございますが、
製造メーカーに確認をしたところ、現在、**イタリア現地で茹で上がりの
硬めが流行しており、メーカーも流行に合わせてパッケージの
記載時間を変更しているとのことですが、商品自体は以前と成分等変更はございません。

固めがお好きな場合は7分、通常の硬さがお好みの場合は9分となります。

何卒よろしくお願い申し上げます。」

イタリアの公式サイトを見てみると、最新のパッケージでは茹で時間表記が2つ書かれているようです。(上の矢印)

http://www.dececco.it/IT/pasta-di-semola/linea-base/formati-lunghi/spaghettini-11/?Prodotto=6

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ここの表記は下の矢印と同じです。

Cottura 9 minuti
Al dente 7 minuti

これは、

調理 9分
アル・デンテ 7分

と書かれており、問い合わせへの返答に合致します。

しかし……、2分も早く茹で上がるとかなり固い気がするんですけどね……。

茹でた後、ソースとからめて仕上げる工程がある場合は1分程度早めに茹でて和えるのが普通ですけど、本当に流行してるのかしらん。

もともと、アル・デンテはせっかちな南部のナポリ人が好み、ローマや北イタリアではアル・デンテは一般的じゃないと聞いたのですけどね。