来月5日から8日にかけて小惑星接近
2013TX68という直径30メートルほどの小惑星が、来月5日から8日にかけて地球に接近する。その距離は推定で一番遠い距離で地球-月間の35倍だが、最も近いと高度1万7000キロになる。この距離は気象衛星「ひまわり」などが周回している静止軌道3万8000キロの半分にしかならない。
なぜ、こんなにバラついているかというと、2013年にこの「岩」がカタリナ・スカイ・サーベイという小惑星発見プロジェクトによって見つけられたとき、わずか3日しか観測できず、きちんとした軌道が確定していないためだった。
しかも、現在太陽を背景にして地球に接近中のため、姿をとらえることができていない。今回は「落ちることはない」とのことだが、小さな岩塊はさまざまな要因で簡単に軌道が変わるため要注意とのこと。
なお、直径30メートルということは3年前にロシアに落ちた隕石の1.5倍の規模。