世界の貨幣コレクション(7)

同時に届いた第7号はペルーでした。

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10インティ紙幣。
ペルーの通貨はもともとソル(スペイン語で太陽)。しかし、ハイパーインフレーションが起こったため、デノミネーションとともに新通貨「インティ」を導入。(インティは原住民の言語、ケチュア語で太陽の意)。
しかし、インフレは止まらず、再びデノミと新通貨「ヌエボ・ソル」を導入。ヌエポとはスペイン語で「新しい」。日本では「新ソル」とも呼ばれます。

で、この紙幣はもう使われていない通貨というわけです。

誌面はペルーり経済と貨幣史、日本の貨幣にまつわる法律。
ペルーで世界第2位の生産量が亜鉛鉱(1位はカザフスタン)。
もともとスペインは金を求めて新大陸に探検に出たわけなので、金山や銀山をおさえたら金貨や銀貨を鋳造。レアル貨幣はアメリカ合衆国でも19世紀半ばまで法定貨幣として使用できたといいます。

日本で硬貨を作っているのは大阪、広島、東京の造幣局工場。
紙幣は岡山、彦根、静岡、小田原、東京の滝野川、虎の門、王子の国立印刷局の工場。

虎の門では紙幣以外に官報や国会の議事録を、王子では切手も印刷している。また、パスポートや印紙も製造しているとのこと。


世界の貨幣コレクション(6)

まったく改善されない遅配。ついにはクレームメールに返事さえしなくなったアシェットは、CSR(Customer Service Relationship)についてなんにも考えていないのだろうか。海外企業はこういう部分をかなりキチンとしていると思ってたのだが。

13日に配本予定だった第6号と第7号が5日遅れの18日に到着しました。
ちょうしど娘が発熱して会社を休んで看病していたら「ぴんぽーん」と呼び鈴が鳴り、郵便局員が「ポストに入らないんです」ということで、「何が届いたんだろう」と思っていたら、これでした。

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実は娘が寝付き、アシェットにクレーム電話していてつながらなかったタイミング(笑)
ツイートを見ていたら、他の人のところには届き始めていたため、もしかしたら今日来るかもしれないと思い始めていた矢先でした。

さて、このデカい郵便物の中身はこれ。

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右側はバインダーです。紙幣やコインを集めておくバインダーはありますが、こちらは誌面を綴じておくもの。2周りほど大きいです。

さて、第6号の紙幣はエジプトです。

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これ、写真だと大きさがわかりづらいですが、かなり小さいです。
5ピアストル紙幣。エジプトの通貨はエジプト・ポンド。1エジプト・ポンド=100ピアストルです。1997年~1998年の2年間発行されていたものです。
肖像は古代エジプト、第18王朝のアメンホプテ4世の妃であるネフェルティティです。

そのほかはエジプトの経済、貨幣の歴史。エジプトは紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシャに滅ぼされて以降、20世紀にエジプト・アラブ共和国として独立するまでずっと他民族の支配下にあったという記述を読んで改めて気づきました。ペルシャの後はアレキサンダー大王(マケドニア人)、プトレマイオス朝(マケドニア人)、ローマ帝国(ローマ人)、イスラム帝国(アラブ人)、オスマントルコ(トルコ人)と確かに他民族ばかりだったんですねえ……。

お金の雑学は「日本の貨幣の始まり」。教科書で教わった和同開珎とか載ってました。