宇宙戦艦ヤマト2199第15話

ここから大きく話が動き始めます。オリジナルのエピソード。

ヤマト艦内は食料品を製造しているOMSISという機関が不調で、パンと飲み物だけという状況となり、士気が低下していました。

艦内の人間関係も、
簡単に言うと、

篠原(航空隊No.2)→山本玲→古代←森雪

みたいな感じ。でも、古代はどうも鈍いタイプに設定されているようで、「あなたにはわからないで゛しょうな」と篠原に言われてしまう始末。

4光年先のビーメラ星系には地球型惑星がありそうだということで、補給のためにそこに向かうことになります。

一方、ガミラスでは統治下にあった異民族惑星のオルタリアで゛反乱が発生、親衛隊の艦隊が到着していました。反乱から逃げ出してきた純正ガミラス人の総督を「忠誠が足りない」と射殺し、オルタリアへ惑星弾道ミサイルを撃ち込み、せん滅します。「ガミラスに逆らう者は容赦はしない」という過激な親衛隊長・ギムレーの考えでした。

ガミラス本星でも反体制派の摘発が続いていましたが、その一人がドメル邸へ逃げ込みます。

そんななか、ドメル将軍はヤマトがビーメラへ向かったことを察知して、ワープアウト地点を予測し、その地点へ艦隊を急行させます。まもなく、デスラー総統がお忍びで惑星バランへ来るということで、ヤマトせん滅をもって花を添えるつもりでした。

そして、デスラーはその乗艦デウスーラに乗って、まさにバランへ向かう直前に機関に異常をきたし、爆発してしまいます。

閣議中のガミラスのメインスタッフ。タランは惑星オルタリアを焼き払ったギムレーのやり方を批判しますが、異民族であるセレステラは「恐怖によって統治するのが正しいと主張。しかし帝国元帥ゼーリックは反乱が続く情勢を「だから純潔ガミラス人以外は信用ならぬ」と言います。そんな中、副総統・ヒスが「総統が暗殺された」と急報。

さて、ビーメラへ向かうヤマトは威力偵察のガミラス艦隊の攻撃から逃れるため、ワープ。しかし、途中にある中性子星によってワープアウト地点は5つに限定され、その地点にはドメル指揮下の艦体が集結、ヤマトは完全に包囲されました。

波動防壁を展開しつつ、中央突破を図るヤマト。ドメル乗艦のドメラーズIII世の砲塔を破壊するも致命傷とはならず、そのまま突破しますが、そこに他に伏せておいた別働隊がワープアウト。絶体絶命の状態に陥ります。

しかし、攻撃は急に止み、ガミラス艦隊は全艦ワープしていきました。
それは、副総統・ヒスからの「ただちに艦隊を撤退させ、本国に帰還せよ」という最優先命令の結果でした。

沖田艦長は「敵に何かがあった」と想像しますが、何があったのかまではわからないままでした。

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ここから話が急速に動いていきます。ヤマト艦内の不穏な情勢。
ガミラス帝国内の反体制派や、派閥争い。そして、デスラーの暗殺。
ここから5話ほど急展開で話が進んでいきます。