銀河大戦を考える(1)

銀河平面図を入手したので、同縮尺でさまざまな物語に出てくる、星間国家の版図を比べてみたいと思います。第一回は「宇宙戦艦ヤマトIII」。

ガミラスから銀河中心方面に移住し、そこで奴隷同然で支配されていた同種民族を解放して作られた「ガルマン・ガミラス帝国」と、宿敵「ボラー連邦」。

アニメ本編でもよく勢力図が出てきていました。

厳密なものではないですが、なんとなくこんな感じです。

Yamato

地球から遠いほうにボラー連邦、中心部に建国したばかりの新興国家「ガルマン・ガミラス帝国」が勃興。地球近辺はまだどこも支配権を確立していないため、二つの国家の争奪戦の場となりつつある……という設定でした。


銀河系の腕。

銀河系が渦巻銀河、もしくは棒渦巻銀河であることは誰も知っていると思いますが、では、その渦巻に名前が付いていることはご存じでしょうか。

Galaxy01

赤のAは「たて・ケンタウルス腕」。このあと出てくる名称は地球から見て、たて座やケンタウルス座の方向にある、という意味です。

Bは「じょうぎ・はくちょう腕」。

Cは「ペルセウス腕」

Dは「いて腕」

Eは「近3パーセク腕」。この名前は銀河中心から3パーセクの場所にあり、しかも地球側にあります。

それと対称になるのがFの「遠3パーセク腕」。

さて、太陽系はどこにあるのかというと、Gの「オリオン腕」になります。
そのほかの「腕」に比べると短く、「ペルセウス腕」の「支腕」ではないか、とも言われていますが、まだよくわかっていません。

地球から銀河中心の向こう側は観測できないので、この平面図は想像図となっております。