銀河平面図を入手したので、同縮尺でさまざまな物語に出てくる、星間国家の版図を比べてみたいと思います。第一回は「宇宙戦艦ヤマトIII」。
ガミラスから銀河中心方面に移住し、そこで奴隷同然で支配されていた同種民族を解放して作られた「ガルマン・ガミラス帝国」と、宿敵「ボラー連邦」。
アニメ本編でもよく勢力図が出てきていました。
厳密なものではないですが、なんとなくこんな感じです。

地球から遠いほうにボラー連邦、中心部に建国したばかりの新興国家「ガルマン・ガミラス帝国」が勃興。地球近辺はまだどこも支配権を確立していないため、二つの国家の争奪戦の場となりつつある……という設定でした。
銀河系が渦巻銀河、もしくは棒渦巻銀河であることは誰も知っていると思いますが、では、その渦巻に名前が付いていることはご存じでしょうか。

赤のAは「たて・ケンタウルス腕」。このあと出てくる名称は地球から見て、たて座やケンタウルス座の方向にある、という意味です。
Bは「じょうぎ・はくちょう腕」。
Cは「ペルセウス腕」
Dは「いて腕」
Eは「近3パーセク腕」。この名前は銀河中心から3パーセクの場所にあり、しかも地球側にあります。
それと対称になるのがFの「遠3パーセク腕」。
さて、太陽系はどこにあるのかというと、Gの「オリオン腕」になります。
そのほかの「腕」に比べると短く、「ペルセウス腕」の「支腕」ではないか、とも言われていますが、まだよくわかっていません。
地球から銀河中心の向こう側は観測できないので、この平面図は想像図となっております。