バリ・レンボンガン島旅行記(2)
Day 2 (11/1)
9時おき。奥さんは飲みすぎたせいか頭痛。さて、ここで問題が。
旅行記を書こうと思って電源をつないでもノーパソがうまく充電されません。バリ島は200Vなので、そのままつなぐと壊れます。ビデオカメラはまだバッテリーがあるので1日くらい平気だけど、ノーパソは空港のラウンジで使ったからもう電気なし。中古で買ってるので電池がへたっているようです。
10時散歩と買い物へ。8年前は爆弾テロのせいで閑散としてましたが、今年は見せも増え、人も大勢いました。娘が「ピザが食べたい」というのでピザハットで朝昼兼用のご飯。「チーズバーガーピザ」という謎のピザを食べたのですが、おいしかったです。
次に海外に行くと必ず寄るハードロックカフェへ。世界のハードロックカフェで売っているくまちゃんを集めるのが娘の楽しみ。しかも、そのくまちゃんの名前は売ってくれた人の名前になるのです。
奥さんがそのことを伝えると、店員はもうひとつ、ピンク色のくまちゃんをタダでくれました。名前はもう一人いた女性店員の名前になりました(笑)
さて、最後にデパートへ。プラグとトランス(変圧器)を買わなければ。変圧器は今回2台持ってきてるのですが、どちらも調子が悪いのです。1台はもう10年もの。でも、年に一度しか使うことがないので、大して劣化していないと思うのですが。
デパートでプラグ変換は買えたのですが、トランスはありません。ネットで調べると、ノーパソのDC電源は世界中の電圧に対応できるようになっているものがある、というので自分のを調べてみたら、なんと、「100V-240V対応」とあるではないですか。
トランスなしで平気でした。そうこうしているうちに時間が迫ります。急いでホテルに戻り支度をしていると13時。レンボンガン島へ渡る業者のピックアップ時間。これも奥さんが独自に手配したもの。重い荷物をロビーに下ろすと、すでに業者到着。おっちゃんがもろもろ確認してくるのですが、なんせ手配したのはすべて奥さんのため、細かいところはわかりません。奥さんに代わってもらいました。バリ島西海岸のクタからバリ島東海岸のヌサドアへ移動です。だいたい30分くらい。よく舗装された道を走ることもあれば「どこに連れて行くんだ」と思うほどのがたがた道もあり。ヌサドア地区は治安の関係上、許可された人しか入れない特別な場所になっています。
45分前に到着したのでひまでした。途中、正装した人たちの塊がいて、業者に聞いたら「結婚式」とのこと。バリ島方式の結婚式はサイトで見たことがあるけれど、生で見るとは。そういえば、観月ありさの結婚式もバリ島でこの日だったはず。
海岸に係留されたボートは後ろにエンジンが三つもついてました。そして、海岸から船尾へ直接乗り込むのですが、思いのほか深くて下半身はパンツまでびしょぬれ。娘はもちろん私が抱っこして、まず載せてからなのですが、船が揺れるのて娘が最初に乗ったところから奥へ動けません。そこから動かないと、次が乗れません(笑)
おかげでびしょびしょに……。
船はけっこう揺れるという話でしたが、雲ひとつない快晴で波も穏やか。30分でレンボンガン島のマッシュルームベイに到着です。娘を抱えて海岸に降り立つと一人のスキンヘッド男性が、私の苗字を呼びます。そうだ、と返事をすると宿泊先のオーナーでした。
宿泊先のNaturale Villasは昨年オープンしたばかりの小さなヴィラです。海岸から小道を伝って20メートルほど内陸ですが、高低差があるので海も見えます。ヴィラは7つ。それにレストランと小さなプール。
ヴィラは12畳ほどで真ん中に天蓋つきのベッド。机、冷蔵庫、金庫にエキストラベッド。エキストラベッドは頼んでなかったのですが、これ使うと娘の朝食代もこみこみにするよ、というので頼むことに。これがあとでよい結果を生むことになります。
荷開けして、トランス関係の確認。直接コンセントにさしてノーパソの充電を確認。そのほかは持っていってたトランスでなんとかまかなえました。もしかしたら、ノーパソの使う電流が大きすぎるから、ほかへ回っていなかったのかもしれません。
ちなみにクタの安宿もここもWifiは通っています。クタ宿にはテレビがありますが、ここにはテレビがありません。電話もないです。
部屋の裏にはオープンエアのトイレと洗面台とシャワー。
バリ島の直射日光が当たっているので裸足だとめちゃくちゃ熱いです。
まずはプール。一番深いところはたぶん1.8メートルくらい。私の足が届きませんでした。一度水没したら、完全に頭までもぐったのでこんなくらいだと思われます。浅いところは娘が立つと胸程度。絶対に浮き輪をつけて遊ばせます。水泳教室に行ってるので、妙に自信があるようで。なにかあったらパパやママも助けられないから行かないようにときつく申し伝えました。1時間ほどで上がり日暮れ時に少し海岸へ散歩。岬ひとつ向こう側で化粧品の原料となる海草を養殖しているらしく、いくらかの海草が漂着していました。
部屋に戻りビンタンビール。到着当日の夕食は宿泊ホテルで食べるのでNaturale Villasで夕食。スパゲティ・ボロネーゼ、チキンサテ(焼鳥)、海老ガーリック炒め、ミーゴレン(焼きそば)。サテと海老ガーリック炒めにはご飯茶碗一杯分くらいの白米がついてて、思いのほかこれが重くて、お腹いっぱい、完食しました。アルコールも入り疲れもあったのでおやすみすることに。ところが……
しばらくすると。謎の鳴き声が。
「げっこー げっこー」あるいは「とっけー、とっけー」と大音量。しかも天蓋ベッドの上を覆っている薄い布の上からです。私はエキストラベッドに寝ていたので、その気味悪さはわかりませんが、奥さんいわく、「天井からぼとっと落ちてきて、鳴き出す」そうです。
その正体は、やもり。
やもりは蚊を食べてくれるということで、駆除していません。
1時間に一回は鳴き声に起こされました。辞めさせるコツはペットボトルがつぶれるときの音。ばりばりばりばりという音を出すと黙りました。