二つ目の月

2006 RH120という小惑星がある。直径は3-6メートルくらいの「岩塊」だ。

公転周期は364.968日、軌道傾斜角は1.56度とほとんど地球の軌道と変わらない。
軌道半径は0.9995天文単位。7万5000キロほど地球より内側である。

このように地球とほぼ同じ軌道を公転しているため、遅い速度で接近することがある。
2006年9月11日には秒速860メートルという天体の移動速度としては超スローで接近した。
このときになんと一時的に地球の周回軌道に入り二つ目の自然の「月」となった。

そして9か月の間に地球を3周したとのこと。

現在は地球周回軌道から外れて太陽の公転軌道に戻り、2017年現在はちょうど地球とは太陽をはさんで逆側にいると推測されている。


北の情勢

朝鮮人民軍建軍85年めの建軍記念日ということで、北がなにかやるんじゃないかという観測が出ている。これまでの例からすると6回目の核実験か、長射程ミサイルの試射だ。

どちらも強行したらアメリカ軍が武力行使に踏み切ると言われており、米空母カール・ビンソンが近い将来日本海に入り、原子力潜水艦ミシガンが釜山に寄港した。わざわざ姿を見せたことでプレゼンスを見せつけたのだろう。

一方、まだ武力行使するには時間がかかるという意見もある。
本気でやるなら、もう1つの打撃群を派遣するという。
今、横須賀にはロナルド・レーガンが寄港して整備中なのだが、あと2週間から1か月で稼働できるようになるとのこと。
東西に1空母打撃群を配備して挟み撃ちする作戦だろうか。

それにまだ、民間人退避の報は入っていない。

中国は北が核実験を強行した場合はアメリカの武力行使を黙認するというメッセージを出した。いよいよ、北の坊ちゃんは追い詰められている。