二つ目の月
2006 RH120という小惑星がある。直径は3-6メートルくらいの「岩塊」だ。
公転周期は364.968日、軌道傾斜角は1.56度とほとんど地球の軌道と変わらない。
軌道半径は0.9995天文単位。7万5000キロほど地球より内側である。
このように地球とほぼ同じ軌道を公転しているため、遅い速度で接近することがある。
2006年9月11日には秒速860メートルという天体の移動速度としては超スローで接近した。
このときになんと一時的に地球の周回軌道に入り二つ目の自然の「月」となった。
そして9か月の間に地球を3周したとのこと。
現在は地球周回軌道から外れて太陽の公転軌道に戻り、2017年現在はちょうど地球とは太陽をはさんで逆側にいると推測されている。