ゴースト・イン・ザ・シェル 字幕版
『ゴースト・イン・ザ・シェル』の感想を。ネタバレありなので、見るつもりある方はスルーで。
映画館はは最も近いIMAXシアターの、109シネマズ二子玉川。
テーマは少佐の出生(義体化)を巡る話。アニメの人形使いの話と出だしは出ているが、この映画では犯人の名はクゼになっている。つまり2nd GIGの「個別の11人」事件の首謀者であり、少佐が幼い頃知り合った男だ。
事件を捜査していく上で、自分がどのように義体化されていったのか、疑念が生じ義体を開発したハンカ社の陰謀に巻き込まれていく。
香港を舞台にしつつも、3Dテクスチャーで構築した都市はブレードランナーの街のよう。隅の方で「イノセンス」の宣伝塔が回っていた。
9課の面々ではパズだけが女性と置き換えられている。ただし、バトー以外はそれほど活躍はない。日本人はサイトー役の俳優(オーストラリアで活動しているとのこと)、桃井かおり(少佐の本当の母親)、ビートたけし(荒巻課長)くらい。
それにしても、ビートたけしは映画監督としてはすごいのかもしれないが、俳優としては全然ダメ。滑舌も悪いし演技なんてもんじゃなかった。
それにアニメでの荒巻は戦うとしてもあたまを使って戦う。自分でピストルをぶっ放すようなことはしない。この映画ではたけしが自分の映画のようにぶっ放してたので、そこだけヤクザ映画のようだった。荒巻は場を締める重要な役どころだから、特に残念だ。
襲撃者を返り討ちにしてキメるセリフも軽く感じる。日本語話者じゃなければ、わからないと思うが、吹替版は阪脩あたりに吹き替えてもらったほうがいいのでは(笑)(たけしだけはセリフは全て日本語)
IMAX3D字幕版を見たので、吹替版はIMAX4Dで見ることにしよう。