世界で一番美しいミイラ。

エグくはないです。

01

まるで眠っているように見える少女。
1920年、2歳で亡くなったロザリア・ロンバルドという少女です。
埋葬されたカプチン・フランシスコ教会は、ミイラにして埋葬するという独特の方法をとっているのですが、彼女の遺体にどのような処置を施したのかは、長い間不明だったそうです。

2009年、彼女のエンバーミング処理をした医師の妻の子孫のもとに、使用した薬品が書かれたノート類があることがわかり、ホルマリン、塩化亜鉛、グリセリン、サリチル酸、アルコールが使われていることがわかりました。アルコールの脱水作用でミイラ化を促進しつつ、グリセリンが適度な湿度を保ち、サリチル酸が菌の繁殖を抑え、ホルマリンと塩化亜鉛が体の腐敗を阻止したと考えられています。