ファーストデートについての一考察その2

前回の投稿へのリプライで衝撃的事実が発覚した。
私が初デートで見た映画は「メインテーマ」と「愛情物語」だったのだ!! 各種サイトで「愛情物語」のストーリーを読んだが、まるで思い出せない。監督は角川春樹。駄作の匂いがする(笑)
さて、では見たと思っていた「天国に一番近い島」は? これも判明した。「Wの悲劇」との同時上映だったのだ。「Wの悲劇」は見た覚えがある。「メインテーマ」で圧倒的なかわいさだった薬師丸ひろ子に、菊池桃子ファンだった私が一瞬転びかけていたのだ。
それで次作を見に行ったというわけである。アイドル女優だった薬師丸が「処女喪失シーン」を演じるというので当時話題になった。(実際はほぼ真っ暗で、声しか聞こえてこなかったが) 原作はミステリーだが、映画は劇中劇となっており、原作のミステリーを演じる劇団員の成長を描く青春映画になっている。
写真は「メインテーマ」の時。20歳。

yakushimaru

さて、二本立てなのだから、女の子とは見に行っていない。これは一人で見に行ったものだ。この年は実はもう一作品、一人で見に行ったのが確実なものがある。7月21日封切の「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」。テレビで放映されてポスト・ガンダムの第一候補だった作品だ。映画はテレビ版とはややストーリーが異なるが、今でも名作のひとつとして数えられている。夏休み中に一人で見に行ったと記憶している。確か映画帰りにアニメイトにも寄ったと思う。(妙なところで細かいことを覚えている)

macros

1984年はアニメにとってエポックメイキングイヤーだった。2月に「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」が公開された。今や世界にその名を轟かせている押井守監督作品である。2作目だった本作で押井はその作家性をフルに発揮して出世作となった。そして、3月には「風の谷のナウシカ」。この作品についてはもはや語らなくてもよいだろう。
話を元に戻す。
どうして私は「メインテーマ」と「天国に一番近い島」が二本立てだと錯覚したのだろう。おそらくこの二つはどちらも南国が舞台になっているからだと思う。「メインテーマ」は全国を巡るがラストは沖縄の万座ビーチだ。「天国に一番近い島」はニューカレドニアが舞台になっている。それまであまり知名度がなかったのだが、この映画で急上昇した。南国フリークだった私がこの両者を組みにして記憶していたのだと思う。
さて。1984年9月から半年間で見たと思う映画、残りは以下のとおり。
「ゴーストバスターズ」「ベストキッド」「ネバーエンディングストーリー」「霊幻道士」
以下、続報を待て。