可夢偉、無念。
2013年度のF1には日本人ドライバーの姿がいなくなることが決まった。
ロータスはグロージャンとの契約更新を発表、一時は後継と考えられていた小林可夢偉は「2013年のシートをあきらめる」と発表した。
募金サイト「KAMUI SUPPORT」には17日現在で1億8400万もの募金が集まっているが、これは2014年のために使われることになる。
まだ、シートが決まっていないチームは3チームあるが、そのうち2つは新興チームで明らかに戦闘力が落ちる。残り一つの「フォース・インディア」は1つ枠が空いているが、可夢偉はあきらめた。おそらくここは最初から考えていなかったのだろう。
在籍していたザウバーから見るとロータスはあきらかに格上だが、フォース・インディアは同等のチーム。上へ上へと登っていきたい可夢偉に取って「横滑り」はしたくなかったということだろうか。
さて、現在のレギュレーションでのF1は2013年で終わり、2014年からは新しい車両規則によるシーズンが始まる。これまでは自然吸気のV10エンジンだったが、2014年からはV8ターボが復活する。それを見越して、2014年シーズンにホンダやトヨタが復活するのではないか、という話もちらほら。可夢偉はトヨタの育成ドライバーだったのだが、もしホンダだけが復帰したとしても、ホンダさん、乗せてあげてくださいよ。
政権が変わり、株高、円安に振れてきた。このままの基調が続いてリーマン・ショック以来の不景気を乗り越えられたら、2大メーカーの再参戦もあるかもしれない。