ローマ字

もう完全にひらがなとカタカナをマスターした娘。
アルファベットも読めますが、最近、「単語」として覚えるようになってきました。
たとえば、「りんご」は「り」「ん」「ご」と、一文字でも単語としても発音は変わりませんが、appleと「a」「p」「p」「l」「e」では発音が変わります。
その違いを乗り越えて単純にすべて覚え始めたよう。
浴室に貼ってあるアルファベット表はapple bear などというようにアルファベット
が書かれていますがすでに全部覚えてしまいました。

しかも最近は、日本語をローマ字で書くようになってきました。
最初は自分の名前からはじまり、私や奥さんの名前も。
昨日は保育園で保育士さんのニックネームをローマ字で書いて見せて驚かせ、まさかと思った保育士さんが「じゃあ、先生の上の名前は?」と聞いたら、見事に名字をローマ字で書いたという。

パパがローマ字をちゃんと書けるようになったのは小4のときだよ。10歳だよ。
そんなに生き急がなくていいよ……。

だから、説明するのに困る質問も出てくるのです。

「ぱぱ、”スン”ってなに」
「なにそれ」
「あそこに書いてる」」
浴室のアルファベット表の一番上に「たいよう SUN」と書かれていたのを指さしました。

「英語で太陽のことをSUNと書いて、「サン」と読むの」
「スン、じゃないの?」
「英語ではサンだけど、日本語では……あ~どう説明したらいいんだ~」
「パパ、”あ”のところにどうしてaがあるの」
今度は五十音表です。

「ひらがなが読めない外国の人が「あ」という字は「ア」と読むって教えてあげるためだよ」
「エイ、じゃないの?」
「英語のaは「ア」と読むときもあれば「エイ」と読むときもあるの。appleは「エイ」と書いてあるけれど「アポー」っていうふうに「ア」と読むでしょ」
「わかったー、じゃあ、か、はどうしてkaなの」(以下、果てしなく続く)

助けてください。


宇宙戦艦ヤマト2199 第8話

太陽圏を脱出したヤマトを追いかけて、冥王星基地を陥落させられたシュルツに特命。
「デスラー魚雷」によるヤマトせん滅作戦をデスラー自身が立案したので、高官たちを招待してヤマトの戦いぶりを観戦するという回。
あの、「下品に笑った高官」を穴へ落とし「ガミラスには下品な男は不要だ」の名セリフもありました。

シリウス星系を航行していたヤマトは最後に地球の姿を超望遠で見ます。
すると、そこには青い地球の姿が。
そう、シリウスは地球から8.8光年離れているため、この姿はは8.8年前、つまりガミラス侵攻前の地球でした。そこからワープして12光年を飛び、グリーゼ581星系に
到達。
これは実際にある星で、ハビタブルゾーン内に惑星が確認されています。

そこで新見情報長が探索チームの編成を沖田に進言しますが却下されます。

実は「イスカンダルへ行く」=「ヤマト計画」の前に、「地球人類が移住できる星を探す」=「イズモ計画」というのがあったという設定が旧作から追加されています。

ヤマト乗員はもともとイズモ計画のために養成されており、ヤマト自体もそのために建造されていたということになっています。旧作だとヤマトがたった1年で作れた、みたいなことになっているため、そのあたりのつじつまを合わせているのです。
この「イズモ計画推進派」は今後もヤマト艦内の伏線となっていきます。

さて、ヤマトが星系内に侵入すると、人為的に高電圧にされた太陽風による壁が構築されていました。その中を進んでいくと、シュルツ艦から発射された「デスラー魚雷」。迎撃すると、その中には「エネルギーを食べて自己増殖するガス生命体」が入っていて、ヤマトを追いかけてきます。

太陽風による壁を避けつつ、逃げるとその出口には主星であるグリーゼ581が。

艦内温度が上がり、乗員は宇宙服を着用して恒星近くまで進むと、恒星の莫大なエネルギーを求めてガス生命体は逆に恒星に焼きつくされてしまいました。
それを見て、シュルツは攻撃を開始。しかもヤマトの目の前には巨大なプロミネンスが噴出。沖田はそのプロミネンスを波動砲で撃てと命じて実行。開いた穴を通ってヤマトは脱出に成功しますが、シュルツ艦は復元した炎に焼かれ撃沈しました。

——————————————————-
旧作ではこの前に「デスラー機雷」を人の手で排除する、という回があありましたが、この話は削られたようです。機械に頼りすぎるガミラスというのを印象づけた回でしたが。また、その前にはアステロイド・ベルトの岩をヤマトにまわりに吸着して防御壁代わりにするという回もありましたが、これも削除されています。

さて、この回の旧作の舞台はオリオン座アルファ星ということになっています。そのまま考えるとベテルギウスなのですが、旧作のヤマトでは「オリオン座の三つ星のアルファ星」という、よくわからない設定になっているので本当の舞台はよくわかりません。
それに比べて、グリーゼ581は最近の科学成果をよく取り込んだ舞台設定と感じました。