宇宙戦艦ヤマト2199 第20話

七色星団の会戦。
ガミラスは航空隊を出撃させ、ヤマトのの航空隊を誘い出す。

ヤマト艦載機とヤマトを引き離したうえで、「物質転送機」による雷撃機移送をヤマト直上に行い、ヤマトのレーダーなどを破壊した。
次に次元潜航艇がヤマトのすぐ横に浮上し、工作部隊を艦内に潜入させる。
彼らはザルツ人部隊で肌の色が地球人と同じなため、見分けがつかない。
艦内にいるイスカンダル人を拉致するために潜入したのだった。
星名と岬(精神はユリーシャ)が偶然彼らを見つけ誰何する。撃たれる星名。それを見て岬が絶叫する。騒ぎを聞きつけた森。彼女はユリーシャと瓜二つだったため、間違えられて拉致される。

一方、ユリーシャが眠っているカプセルの緊急蘇生プログラムが作動しはじめた……。

ドメルの戦術はヤマトの航空部隊とレーダーをつぶしたうえで、巨大削岩機(ドリルミサイル)を波動砲口にもぐりこませる。ドリルで進み遅延信管がついているため、ヤマト内部で爆発する、という寸法だった。
ヤマトは波動防壁の効果がなくなり、第三艦橋が損傷したため慣性制御もききづらくなってきた。(波動防壁と慣性制御は第三艦橋で行っている)そのため真田が第三艦橋へ降り、ドリルミサイルへの対策は反乱事件で拘束されていた新見にゆだねられた。

とどめの攻撃隊を繰り出したものの、反転した航空隊と山本の直援もあり不完全な戦果となる。攻撃隊長も次々に戦死。
ドメルは直接攻撃することを決意し艦隊を進める。

波動砲口を進んでいたドリルミサイルだが、民生品を改造しただけだったため解除することはたやすく、起爆装置を止め、ドリルを反転することに成功。すぐ近くにまで進んでいた敵の戦闘空母の直前にまで逆進し、そこをヤマトの主砲が貫いたため誘爆撃沈した。
第一空母・バルグレイはヤマト航空隊2機による捨て身の攻撃で撃沈。
第二空母・ランベアはヤマトの主砲により轟沈。
第三空母・シュデングは目の前で戦闘空母が爆沈したのを避けきれずに誘爆爆沈。

ドメル座乗艦・ドメラーズIII世はヤマトとの砲撃戦で機関を損傷し、イオン乱流に巻き込まれた。そういう方向に沖田がしかけていたのだ。乱流につかまり脱出不能になったため、艦橋部分を切り離し、ヤマトの第三艦橋の下にとりつく。

ドメルは沖田に直接通信を申し込む。
「やっと会えましたな」とドメル。
「勝敗は決した、無用の血を流すことはない。このまま行かせてはくれまいか」と沖田。
「それはできない。軍人ならあなたもわかるでしょう」とドメル。

自爆装置を起動させることを察し、艦底部にいる乗組員を上にあげるように連絡したが、ドメルは自爆した。

しかし、間一髪、波動防壁が機能を回復したため、第三艦橋を含め、損害は軽微だった。

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七色星団の決戦はほぼ旧作のままの流れですが、ドリルミサイルが「小惑星掘削用の民生品を改造したもの」と設定されています。また、ガミラス側の攻撃隊も被害甚大な描写。ヤマト航空隊も半数近くが戻りませんでした。
艦内にいるイスカンダル人を拉致するという話はもちろんオリジナル。

イオン乱流という「自然」を味方につけての戦術はリメイク版オリジナル。

そして、旧作では吹き飛んでいた第三艦橋は無事でした(笑)