お誕生日会と「終戦のエンペラー」

火曜は娘の5歳の誕生日なので、私と奥さんはお休み。
3人で保育園へ。その後、近場で私と奥さんだけ朝食食べて10時に改めて保育園。

10時から「8月のお誕生日会」開催で、8月生まれの子供を持っている保護者は招待されるのです。

2歳から5歳になった7人が手作りの冠をかぶって上座に着席。

Happy Birthdayの合唱、1人ずつ名前を聞きインタビュー。
名前の他は「好きな食べ物は?」などもう1つ質問していましたが、5歳児の娘は「大きくなったら何になりたい?」の質問に「CA」と即答して先生を絶句させていました。他の子は「プリキュア」とか言ってるのに、あまりに現実的な答えを言ったので絶句しちゃったんだと思うんですけど(笑)

30分ほどで会は終わり親は撤収。娘はそのまま預けます。
やはり自分の誕生日だから、友達と昼食食べたり遊んだりしたかったようなので。

我々は映画「終戦のエンペラー」を見にセンター北へ移動。

映画は終戦直後、昭和天皇の戦争責任を調べる特命を帯びたフェラーズ准将(実在の人)が日本政府上層部の人間を調べていくストーリーだが、以前、恋愛関係にあった日本人女性の消息も尋ねるという2つのストーリーがからみあっています。

作中で、近衛文麿が「日本は西洋列強と同じことをしたのに、どうして日本だけが罰せられるのだ」と主張しているところが心に残りましたね。例えば、「日本はフィリピンをアメリカから奪った。しかし、そのアメリカはスペインから奪った。アメリカは罰せられたのか?」というところとか。

作品の出来としてはまずまず。ヒロインは空襲で死んでおり、フェラーズは「天皇は戦争開始の責任は不明だが、戦争終結のために強い力があった」と結論ずけ、マッカーサー(トミー・リー・ジョーンズ)は、実際に昭和天皇と会って、その人柄に触れて、天皇を戦犯リストから外し、日本の民主化に天皇の力を使おうと考える流れになっています。これはほぼ史実通り。

映画の最後に登場人物のその後が簡単に紹介されるのですが、フェラーズ准将は「アイゼンハワー大統領により大佐に降格」と紹介されていたので、いったいどうしてなんだろうと思いまして調べました。彼はマッカーサーの腹心であり、マッカーサーとアイゼンハワーはそんなに仲が良いとは思えなかったからです。

調べてみると、戦後米軍の縮小化政策の一環で戦時特進していた将官250名が降格されたときに大佐に戻りましたが、1947年に退役するときに昇進して准将として退役したということです。

日本の役所でも定年退職1日前に昇進させて、退職金や年金はその職位で……という慣習があるようですが、まあ、彼は実際に准将としての職務をやっていたわけでこのくらいはいいかななんて思いましたが。

(つづく)